HB

Moon 以下ネタバレになっているので注意.

初期の5ヒロインを完了するとタイトル画面からヒロインが消失.Moonシナリオが解放.テキストを読む限り田中ロミオがシナリオを担当.『Moon』クリアでタイトル画面からは全てが消失し夜空に浮かぶ月(地球)が..『Terra』ルートが解放.


Moonシナリオ概要;2ndOPがここで挿入.月のよく見える丘の上で花弁のように何枚も重ねられた巨大な紙を見つけた瑚太郎,その芯の部分で佇む《鍵》
この世界には瑚太郎と《鍵》のみが存在.瑚太郎は全てのルートの記憶を所持.
只管に紙に記された命の理論を読み解くばかりで瑚太郎は相手にされず邪魔をすれば殺される.しかし何事も無かったかのようにこの世界では再び蘇る.自らの思考能力を上書きし徐々に篝の心に近づく瑚太郎.
上位の存在になることで瑚太郎は篝が星の生存欲求が発露した現象だということを理解する.資源が失われない内に現世を崩壊させることで星は再び新たなスタートを切り星の生存の可能性を模索することができる.それを無限に繰り返してきたのが篝.
ある日2人だけの世界に魔物が送り込まれ篝が狙われる.魔物の使役者はなんと加島桜であった.ありとあらゆる生命の可能性を根絶やしにしようとする執念がこの世界に魔物を送り込んでいる理由.
瑚太郎も大切なものを奪う篝を消去するためにこの世界へと発現した存在であったが桜の襲撃によって変質,篝を尊重し守る存在となった.この世界で存在の意味が確定してしまった瑚太郎はもう2度と再生出来ない存在となったことを悟り最後の可能性(ワガママ)に賭ける.
永遠の夜の世界にオカ研メンバーを召喚,篝を桜の襲撃から守る為に戦う.終わりしか見えない生命の理論に篝は一筋の可能性を見出す,瑚太郎はもうそれで十分と一言だけ自分のメッセージを理論に紛れ込ませた.その途端幾千もの枝葉が分岐,爆発的な速度で増加をみせる.再生の歌を奏で蕾となった篝に加島桜は最後の大侵攻をかける.
一人,また一人と消失してゆくオカ研メンバー,最後に一人取り残された瑚太郎も遂には魔物にやられ意識が薄れてゆく中身体がアウロラに包まれ遂に瑚太郎は真実を知る.

月が生まれたときに生命は地球と月双方に生まれたが文明が栄えたのは地球のみ.篝は月と地球双方に存在しやり直しが効かないと悟った月側の篝が地球に手を伸ばし地球の生命存続の可能性を探っていた.篝は未来永劫孤独となることをも厭わず魂となった瑚太郎を地球へ返還,瑚太郎は地球のために祈り続ける,これから始まる過酷な淘汰に向けて.